わたぼうし [観察]
種をまいて5日目。
土の中に気配は感じていたが、棉をぐっともちあげてぴかぴかの新芽が顔を出した。
生まれたての緑のまぶしいこと。
あっちでもこっちでも・・か、かわいいぞ。
ルッコラやオクラも。
進化 [観察]
エビを飼いはじめ、生命の不思議さを実感することが増えた。
何かにつけ、じっと見てしまう。
飽きない。
エビの水盤を朝見ると必ずと言っていいほど透明の抜け殻をみつける。
きれいなエビのカラダのままに抜けた殻。
そっと取り出すと、殻はやわらかい。
そしてこの上もなく繊細。
どんなに器用な達人にも再生することはできないだろう。
この抜け殻の中にもしやわらかいものをつめることが可能なら
そのまま勘違いして命が宿りそうなくらい。
水盤の底にそっと横たわる抜け殻をみつけるたび、ちょっとうらやましくなる。
脱ぎ捨てるたび、あたらしく生まれ変わるようで。
あなたはなにをおもふ・・?! [観察]
寝てるわけでもなく、仲間のように飛びまわるでもなく、
ひたすらへばりついたままのあなた
突然、我に返ったかのように飛び起きた!かと思えば・・
反対向きになって、へばりついたあなた
正面にまわってあなたと向かい合ってみたかった
穴を掘ります [観察]
かれこれ10年位前、ひと目見て吸い寄せられるように見入ってしまった。
あなたに出会いたいために、何度も通った。
きょう、ひさしぶりに訪れたおなじ場所。
あなたたちはたくさんの仲間を増やし、おなじ眼差しでみつめていた。
発見 [観察]
わたしは、天候に左右される方だ。
やっぱり晴れた空が好き。
ここ最近どんよりした曇天が多く、そんな日は無理やり自らを奮い立たせるのに必死。
鬱々とした最中、
ふと、毎日会う子どもたちに
「また雨だね、早く暖かくなるといいね」と言った。
子どもたちは、「ん?!」という感じで、
雨でも晴れでもまったくおかまいなしの様子だった。
そのたくましさがうらやましくてならないほどに。
そんな話を帰って夫にしたら、
「そんなに天気に左右されるのお前くらいじゃない?」と笑われた。
「学生のときからそうだったよ」とか言ってる・・。
ムカッとした。
でも、子どものときは、雨の日も悪くない、いや、楽しみにさえしていたことまで
どんどん思い出してきた。
そういう鮮やかさを取り戻せたら、雨の日も悪くないと思えるかな。
今週は出鼻をくじかれ、やばいやばいと思いながら気づかないフリをしていたけれど
ちゃんと体調を崩した。
ふらふらで帰宅し、先週きれいにした(←夫が)メダカの水槽を覗いたら、
先月から毎日のように卵を産んではいたが、とうとうふたつの卵に目があるのを発見!
ちいさな命よ、
がんばれ!