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ぼくが、モモです。 [家族]

え?じこしょうかい?・・・

ぼくのなまえは、モモ。19歳。

ふたりには、なかなかあえないけど、ずっとなかよし。

ぼくのかお、はんこのモデルにしたっていわれてもにゃぁ・・・


に~らめっこしましょ・・・

いつも、ぼくのかちだね。


ぼくの、きほんしせい。

いつも、こうして、みんなをおでむかえするんだ。

これからも、どうぞ、よろしく。


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わらう、桃 [家族]


八百屋さんの店先に、桃がきれいにならぶ頃、わたしは、そわそわしはじめる。
しかし、手は出さず・・ガマン・・ガマン。

ほどなくして、「こまつさんの桃」が、届いた。
生まれ故郷の福島から。

うちの家族はみんな、いつしか「こまつさんの桃が届いたよ~」
「こまつさんの梨~林檎~」と、「こまつさんの」をつけて、呼ぶようになった。

どれだけ引越しを繰り返しても、転勤族のわたしたち家族の元へ、
ずっと、自分の手で育てた林檎や桃を、送り続けてくれたひと。

「こまつさん」とは、生まれてくるわたしを、とりあげてくれたひとだ。
兄もわたしも、こまつさんの手のおかげで、この世に送りだされた。

福島に居たとき、家の近くで、母は親しい人にお花を教えていた。
その中に、こまつさんはいた。

母は、祖母を亡くしたばかりだし(祖母と入れ替わるようにしてわたしは生まれた)、
年恰好も雰囲気も、祖母に似かよったこまつさんを、もとから頼りにしていたところがあった。

以来、不思議な縁で、こまつさんと母は、ずっと、家族以上のつながりで結ばれている。

「女三人で旅行しましょう」
こまつさんのおもいつきで、金沢を訪れたことがある。
忘れられない、ある意味、わたしの卒業旅行のようなもの。

こまつさんが、夜通し語ってくれたこと。
母として、女として、壮絶に、必死に、生きてきたこと、
看護婦だった若い頃に出会った数々の経験からまなぶこと。
将来に夢だけを抱いていたようなわたしには、想像もできないことばかりで、かなり衝撃的だった。
それでも、今、耳を傾けずには、今、聞いておかなくては、
という、前のめりの気持ちでいっぱいだった。

おんな三人で、頭をひっつけあって、夜が明けるまで、夢中でおしゃべりした。

子どものように、声をあげて笑ったり、質問攻めにしたり、じっと聞き入ったり、
そんな風に夢中になる母の姿まで、印象的だった。

このひとに恥じない生き方を、しよう。
高校生だったわたしが、はじめて、女としての意識を持った日。

命の尊さ、
人として、女として、生きていく、だいじなことを、教えてくれたひと。

今年も、こまつさんの手が、もいでくれた桃。

目の前にならんだ桃は、みんな、うれしそうにわらっている。






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あこがれる [家族]

ひとは、「理想の自分」や「理想の恋人」、
「理想の○○」というものについて、多かれ少なかれ
イメージや、欲望を、無意識に持ってしまっている。

わたしには兄がいる。
兄は、女性に対してかなり厳しい目を持っている。
(兄曰く、男まさりなわたしと母のせいらしいが)
むしろ、最近では夢を持ちすぎているようにも感じられる。
いや、あこがれか。

「アイドルはトイレに行かない」(んな、アホな!)
そんな発言をしたことはないが、どうもそれに近い感覚と思われる。

おそらく、(予想するに)白いワンピースで草原に佇む姿が似合うような女性。
清楚で可憐な外見、しゃしゃり出ず、でも凛とした姿、
きちんとした日本語を使い、家族に尽くし、それを幸せと言えるような大和撫子・・。
(誰だ、それ!)
きっと、そういう女性がどこかにいると、固く信じている、そんな男だ。

そのわりに、やれ、
「いや~驚いた!女子アナの○○は、着物の着付けを自分でできるって!
普通の人とちょっとちがうよな~?」(うれしそうに)
(この「着物の着付け」の部分は、お漬物をつける、料理は全て手作りなどに
置き換えが可能。)
などと、しょっちゅうのんきに言っては、後で知ることになる真実に茫然自失する愚か者だ。

きっと、いつか、痛い目に遭うだろう。
白馬に乗ったお姫様を、待っているだけではだめだよ、お兄ちゃん・・

ちなみに、帰宅した夫に聞いてみた。
「・・・・ねぇ、そんな理想の女の人求めちゃうお兄ちゃんって・・どうなんだろうね~」
夫「え?おれもそうだよ」

    魔球だの何だのありえない技にあこがれないこと。
    ありえない技に逃げるその精神の弱さが問題だ。
                       (『エースをねらえ!』より)


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がんばれ、タイガース! [家族]

夫は、ずっと、阪神タイガースの大ファンだ。
一方、わたしは、母と兄の影響もあって、なんとなくずっと巨人ファン。
これは、時として、夫婦の問題に発展することもある。

1985年、阪神タイガース対西武ライオンズの日本シリーズ。
それぞれの10月。

夫 高3。さいたまの高校で、授業中、イヤホンで(コソコソ)ラジオを聴き、
タイガース、21年ぶりの、つまり、夫の生涯初の優勝を知る。
優勝を知った瞬間、夫は、ラジオを天井に放り投げて万歳!と叫んだそうな(狂!)

わたし 高3。関西のど真ん中の高校。
教師は自ら授業を中断し、半強制的にラジオを流し、そこにいる全員がタイガースファン。
優勝が決まるや否や、万歳三唱の嵐!
いざ、道頓堀へ~!のノリ(こっちも狂!)
そっとため息をつく、(隠れ)ジャイアンツファンのわたし。

双方ともに、あまりいい環境だったとは言えない。

それから、20年の歳月が流れた。

今シーズン、タイガースはぶっちぎりの1位。
「優勝したも同然!」と鼻息は荒い。

ふと、思いついて、

わたし「ねぇ、そんなに好きなら、虎の絵、描いてよ」
夫  「絵なんて描けないよ。下手だし」
わたし「上手い下手なんて関係ないよ!見たいなー。お願い!」
夫  「・・わ・わかったよ・・」

ひとりにしてくれと言い、真剣な眼差しで無心に紙に向かう。
かなり長い時間待たされたわたしは、内心わくわくしていた。

夫の描く絵かぁ・・・はじめて見るなぁ・・苦手とか言ってるけど案外すごいのかも・・
期待はどんどんふくらむばかり。

しかし、「やっぱり描けないからやめた」と、夫はスケッチブックを放り出してしまった。
それが、この絵。

大・大・大・大爆笑ーーーーー!
(こっそり見ておいて、悪いが、)お腹の皮がちぎれるくらい笑ってしまった!

へっ・・このウツボみたいなの・・トラ?

さて、この虎で果たして優勝できるのか。
がおぉ~~ん♪


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おかえり [家族]

 

最近、夫は出張が多い。
結婚して8年、仕事の内容も変わりどきでかなりハードだ。

そんなわけで、昨夜はひとりで本を読んで、
ごはんを食べて、お風呂にゆっくり浸かって、
友達の誕生日のプレゼントをごちゃごちゃと作って・・・

・・どうも、物足りない。
私は元来さびしがり屋ではないし、甘えん坊でもないはず。

ふと思った。
一秒が、
一分が、
一時間が、
一日が、
一年が、ちゃんと積み重なって、今がある。
そのことに、改めて気がついた。
砂時計の砂のようにさらさらと落ちているだけじゃないんだ。

ひとりで食べるごはんの味気ないこと。
ちゃんと食事しているか、健康でいるか、不安になること。
一日の終わりに、話す相手がいないこと。

たった一日や二日でおおげさな~とは思うけど
きっと人と暮らしていくというのは、そういうことなんだろうなぁ

そして、今日夕闇の頃、夫が元気で帰ってきた。
土砂降りの関西から、太陽を連れて。
家の中の何かが、突然動き出す。

荷物からは、大阪のお土産がたくさん。
おつかれさま。
そして、どうもありがとう。
明日からも、どうかふたりでがんばりましょう。


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いつも、隣で [家族]


19年前の2月、雨降りの寒い冬の日。
道でダンボールに入った、生まれたての仔猫と出会った。
まだ目も見えず、必死に鳴く声だけが私たちに届いた。

気づいた時には、彼がサッと毛布にくるんで、動物病院へ・・。
注射して、ホカロンとタオルにくるんで、ピンクの薬をあげて、、
少しも目が離せない。
ちょっと鳴き声がしないと、
「生きてるの・・?・・」内心びくびくしながらそっと覗き込み、
眠れない夜の中、必死に看護した。

「・・かなり弱ってるからどうかなぁ・・・」
と言う、お医者さんの言葉に歯を食いしばって、
でも、絶対にあきらめなかった。

数日後、雨に濡れ、ゴリゴリに痩せた小さな身体は
ふわふわの仔猫らしい毛並みになり、
少し前まで血と埃とめやににまみれた顔からは想像できないくらい
透明なまぁるい目で、私たちを見て元気よく「あ~ん」と鳴いた。

それから、19年が経ちます。
その時と変わらず、隣には相変わらず同じ男性がいます。
家族になって。
同じ表情と、思いやりで。

いつも隣に居てくれて、ありがとう。

そして、愛しい「ももちゃん」は今も健在です!
しあわせだにゃぁ~


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