土曜の朝 [家族]
わたしの代わりに夫が図書館まで自転車を走らせてくれる。
おいしい焼きたてベーグルも頼んだ。
たとえば、
早朝、目をこすりながら睡蓮鉢をのぞき、
「おー、ちっちゃいのがいる」とこちらをふりかえる、
隣に置いてある水草用のバケツ、簡易稚魚ハウス、
卵をとりわけたジャムの瓶、家の水盤・・
順に見てまわっては、変わりないかと様子をうかがう。
先週の一週間も、帰宅は午前2時・3時を回る日々だった。
寝不足、疲労もピークのはず・・。
夫はいつもなによりもわたしの気持ちを優先させる。
昔から変わらない。
何気なくみている風景の中にしあわせがにじんだ、土曜の朝。